写真の撮り方
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満月をスマホでキレイに撮るコツ

竹内悠貴
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ゆっきー
ゆっきー

こんにちは。竹内悠貴(たけうちゆき)です。

写真撮影や動画作成の講座を開催したり、商品写真の撮影・プロフィール写真の撮影など承っています!

ふと見上げた夜空に、光り輝く満月。

撮りたいですよね?
撮りたくなりますよね?

あぁ、キレイ・・と思って、スマホで撮ってみた。

けれど、全体的に「ぼやん」としてしまって、「これじゃない・・やっぱりスマホじゃ撮れないんだ」とガッカリしたこと、あるのではないでしょうか?

普通に撮ったら、どんなスマホでも、きっとこうなります。

だから、あなたのスマホが悪いわけでも、あなたの撮影が下手なわけでもありません。

月や星の撮影が、ちょっと特殊なだけ。

特殊な分、実は設定さえ、知っていれば簡単にキレイに撮れちゃうのが、満月です。

ちなみに、こちらがちゃんと設定した上で、iPhone14proで撮影した満月の写真です。
あえてトリミングしていません。撮ったままの大きさです。

ミラーレスカメラで撮影した写真に比べたら、ちょっと月の周りのぽやんとした色滲みが残念かなぁ。とは思いますが、比べなければこれで十分キレイなのでは?

満月をキレイに撮る。と一言で言っても、「満月をどんなふうにキレイに撮りたいのか」は、人それぞれ。

  • 「ぼやん」と光が滲んでいるように見えるのがいい。
  • 月のクレーターの模様が見えるように撮ってみたい。
  • 満月の光に照らされている風景が写したい。

など、いろんなパターンの「キレイ」が考えられます。

今回は、その中でも1番需要が高いと思われる、「月のクレーターの模様が見えるように撮ってみたい!」の撮り方を解説します。

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写真の基本は「光」をどう取り込むか

写真の撮り方は数あれど、基本となる考え方は1つ。

どんなふうに「光」を取り込むか。

一番簡単なことだと、明るく写したいのか、暗く写したいのか。

それをコントロールするのが、「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」なのですが、今のデジカメはどんどん進化していて、基本期にはオート(つまり上記の3つ全てをカメラ任せ)で撮影してもキレイに写せるようになっています。

普通に撮る分には「オート」で全く問題ありません。

が。

カメラ任せだと、上手くいかない被写体もありますし、納得いかない撮影結果になるのであれば、ちょっとずつでもカメラについて学ぶと思い通りに撮れるようになって楽しいですよ!

そう。そして、カメラ任せだと上手くいかない被写体のうちの1つが「月」なんです。

月は太陽の光を反射しているだけで、自らは光を放っていない。

けれど、特に満月のころは、かなり明るい被写体です。

なので、カメラ任せで撮影すると、月の表面が明るく写りすぎてしまって、月の表面の模様が写らないのです。

カメラの設定としては、「暗く写す」ように設定していきます。

満月をキレイに写す撮影方法

基本の撮影方法は、「暗く写す」こと。

設定数値の目安は、それぞれ

  • シャッタースピード (1/350〜1/200)
  • ISO感度 (ISO100〜200)

です。

まずは、ISO感度を100程度に合わせ、シャッタースピードを1/200あたりから撮影してみるのがおすすめ。

撮ってみて、月の光が強い(=明るい)と思ったら、シャッタースピードを早く(1/200→1/250へ)。模様は見えるけれど、もう少し光る感じに(=暗い)と思ったら、シャッタースピードを遅く(1/200→1/160へ)などと調整するとよいです。

が、あまり難しく考えず、シャッタースピードとISO感度の数値を動かしてみると、画面に映る月の明るさが変わるので、良きと思うところで撮ってみてください。

理論・理屈を知って知識の応用ができるようになりたい方は、ぜひフォトスクールへ^^

iPhoneの場合

iPhoneの場合、標準カメラアプリでは、オート(カメラ任せ)でしか撮れません。

標準のカメラアプリでは、上記のように、「シャッタースピード」と「ISO感度」を自分で設定することができないので、「シャッタースピード」と「ISO感度」を調整して撮影できる、なにかしらのカメラアプリを使います。

今回は「Lightroom」を使いました。

ゆっきー
ゆっきー

「Lightroom」は画像編集アプリと思っている方が多いですが、撮影もできるんですよー!

「暗く写す」だけなら、iPhoneの標準カメラでもできるのですが、最大限暗く写してもこんな感じ。

まだ、月の光が明るくて、月のクレーターは見えてきません。

「Lightroom」など、シャッタースピードやISOを調整できるカメラアプリを使えば、もっと暗く写すことができるので、月のクレーターまで映りますよ。

アンドロイドの場合

アンドロイドのスマホの場合、標準カメラアプリに「auto」モードだけでなく、「プロ」撮影モードが付いている場合がほとんど。こちらの「プロ」モードを使うのがおすすめです。

「プロ」と書いてあるから、ちょっと私には使えない・・と、二の足を踏みたくなる気持ちもわかります。「満月」の撮影の時だけ、ぜひ一度使ってみてください。

「プロ」モードに変更すると、画面上に「シャッタースピード(Sec、SSなどと表記されているかも)」と「ISO感度」の設定ボタンがでてくるので、それらを上記を参考に設定してみてください。

一眼レフやミラーレスカメラで撮るなら

もっと月を大きく撮りたい!なら、やはり望遠レンズに付け替えできる一眼レフやミラーレスカメラの出番。

といっても、基本的な設定は変わりません。

  1. マニュアルモードにする
  2. F値は一番小さく
  3. シャッタースピードは1/200程度
  4. ISO感度は100程度

この設定にして、一度撮影してみてください。

レンズは、もし持っているなら望遠レンズに。
持っていなければ手持ちの中から一番数字の大きいものを使えば月が大きく撮れます。

ちなみに、同じ日にミラーレスカメラで撮影した満月の写真がこちら。

f6.3 / 1/250 s / ISO160 / 焦点距離375mm相当

月をより大きく写したいなら、やっぱりミラーレスカメラや一眼レフ、もしくは高倍率ズーム機能のついたデジカメなどを使うのが良いですね。

まとめ

今回は、スマホカメラで満月を美しく撮る方法について解説しました。

ぜひ天気が良くキレイな満月が見られた時にお試しください!

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