写真の撮り方
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イタリア土産「トロンチーニ」と、iPhone撮影の裏ワザ。実はAIも使ってます。

竹内悠貴
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ゆっきー
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こんにちは。竹内悠貴(たけうちゆき)です。

写真撮影や動画作成の講座を開催したり、商品写真の撮影・プロフィール写真の撮影など承っています!

母からイタリア土産をもらいました。
「トロンチーニ」という、イタリアの伝統的なヌガー菓子です。

とっても可愛くて美味しかったので、今日はそのお菓子のことと、それをiPhoneで素敵に撮るための「撮影の裏話」を書きたいと思います。

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パステルカラーが可愛い「トロンチーニ」

トロンチーニ、まずは見た目の可愛さにときめきました。
包み紙がパステルカラーで、並べておくだけでも絵になります。

あまりに可愛かったので、「これは食べる前に、きれいに撮って残さなきゃ!」と、フォトグラファーとしてのスイッチが入ってしまいました(笑)

ちなみに中身は、蜂蜜や砂糖で作られたヌガーの中に、ナッツがごろごろ。
撮影の後にいただきましたが、独特のねっちりした食感と、ナッツの香ばしさがたまらない美味しさでした。コーヒーのお供にぴったり。

iPhoneポートレートモードの「弱点」を克服する

今回の写真は、すべてiPhoneで撮影しています。


この写真のように、背景がふんわりボケている写真は、iPhoneの「ポートレートモード」を使いました。

でも、こういう小さなお菓子を撮る時、みなさんもこんな経験ありませんか?

もっと大きく撮りたくて近づくと、画面に「離れてください」という警告が出て、背景がボケなくなってしまうこと。

iPhoneのポートレートモードは、ある程度被写体から距離がないと機能しないんですよね。 でも、離れると被写体が小さくなってしまうし、ほんとは入れたくない余計な周りのごちゃごちゃも(=生活感)も入ってしまう…。

そこで私がやった方法は、とってもシンプルです。

「離れて撮って、後からトリミング」

警告が出たら、素直に「離れる」。

これだけです(笑)

  1. ポートレートモードが機能する距離まで離れる。
  2. 余計なものが写ってもいいので、広く撮る。
  3. 撮影した後、編集アプリで「トリミング(切り抜き)」をする。

今回は「Lightroom」というアプリを使って、構図を整えるトリミングと、好みの色味にする補正を行いました。

Before
After

実はこれ、ただの回避策ではなくてメリットもあります。

近づきすぎて撮ると、スマホのレンズの特性で形が歪んで写ってしまうことがあるのですが、離れて撮ることでその歪みがなくなり、より綺麗な形(望遠レンズで撮ったような雰囲気)で写すことができるんです。

「離れて撮って、トリミング」

小さいものを撮る時にはおすすめのテクニックです。

この写真には、ある「秘密」が…

テーブルに散らばったトロンチーニと、右下に写るカフェラテの写真。

ここには、ある秘密が隠されています。

右下のカフェラテ。「生成AI」で作ったものなんです。

元の写真にはカフェラテは写っていませんでした。

カフェオレを飲みながら撮っていたので、コーヒーはすぐそばにあったのですけどね。

写真に写すにはテイストの合わないコップに入れていたので、そのものを写すのは断念しました。

でも「トロンチーニはコーヒーとの相性がいいから、ここにカフェラテがあったら、もっと見た人たちのイメージが膨らむのになー」と思って、AIにお願いして描いてもらいました。

言われなければ気づかないくらい、光の当たり方や影まで自然に馴染んでいるでしょ?

今回、この合成に使ったのはデザインツールの「Canva」。
AI画像生成機能の「マジック生成」を使いました。

実際の作り方はこんな感じです。

  1. マジック生成で素材を作る。
    「俯瞰でカフェラテの入ったマグカップ」と入力して画像を生成させます。
    いくつか候補が出てくるので、その中から「光や影の方向性」や「画像のテイスト」が、元の写真に似ているものを選びます。ここが最初の重要ポイント。
  2. 背景を消して配置する
    選んだ画像の背景を透過させます。
    (※Canvaの有料プランのみ使える機能です)
    そして、メインのトロンチーニと並んだ時に違和感がないように、マグカップのサイズ感を調整して配置。
  3. 影をつけてリアルにする
    仕上げに「エフェクト」から「シャドウ」を付けます。
    いろいろ試した結果、今回は「ページめくり」という種類の影が一番しっくりきました。 光の方向や、影の濃さ・色を微調整して、テーブルに落ちている影を再現します。

ちなみに。

工程3の影を付ける前の画像がこちら。

マグカップ右上の影が、実写の影の出方よりもくっきりしているにも関わらず、マグカップ左下エリアに出るはずのマグカップ本体の影がないので、合成感が否めません。

実写の画像に、AI生成を混ぜる時の最大のコツは、とにかく「光と影、色」を実写の画像に合わせること。 ここさえクリアできれば、びっくりするくらい自然な合成ができちゃうんです。

iPhoneの撮影テクニックと、最新のAI技術。
この2つを組み合わせると、テーブルフォトの表現が無限に広がって本当に楽しいです。

お土産やおやつを撮る時、ぜひ試してみてくださいね。

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